代表挨拶 MESSAGE

子どもたちに「自信と誇りを!」を掲げ、社会教育の場としてポニー牧場を開いています。私たちの活動には、ポニーの存在は欠かせません。馬との関わりは人間中心の世界とはちょっと違う、単純な理屈など通用しない迫力満点の“経験の宝庫”となり、奥深い“命の世界”を感じさせてくれます。競い合いや技術を習得することが目的なのではなく、馬を愛し、馬への理解を深め、技術を学ぶことを通じて、人間力を磨き、自己と向き合い、他者を思い、人馬共に育ち合っていくことを目指しています。

また、自然体験や異年齢集団での外遊びも大切だと考えています。遊びは仲間とつながり合って社会性を養い、様々な物事へ好奇心を持ち、自ら考え行動し、集中して、やりきる素地を培っていきます。子どもたちは管理されなくても与えられなくても遊びを生み出し、創意工夫をし、楽しさや喜びを追求するために知恵や体力を惜しみなく使います。子どもにとっての遊びは「学習そのもの」なのではないでしょうか。疲れきるほど遊びきり、満たされるまで遊びきることによって自分の“氣”を満たし、満足して次のステージへと進んでいくのだと思っています。

子どもたちの小さな体に秘められた大きな力や自ら伸びようとする力を信じ、手や口を出さない大人の見守る姿勢はとても重要だと思っています。いろんなことにチャレンジして、できることとできないことを理解し、一人ではできないことは仲間と協力することを覚えます。「失敗は成功の母」とはよく言ったものです。つまずきや失敗、小さな怪我などを繰り返す中で、ホンモノの生きる力は育まれていくのではないでしょうか。心と体、五感をフルに働かせることによって「感」が育まれ、多くの経験したことが体の中に蓄えられることによって、あらゆる状況において働かせることができる本質を見抜く力である「勘」研ぎ澄まされていくのです。

社会構造の変化が子どもの遊びや居場所まで変容させてしまったのでしょうか。当たり前にあった子どもがワクワクし、安心できる居場所が少なくなっているように感じています。自らの意志で、自由に遊ぶ子どもたちに触れた時、私たち大人も「遊び心」を思い出し、元気や勇気をもらい、生きづらくなっている社会に気づくこともあるでしょう。地域に点在する子どもに関わる場が、世代を超えた人をつなぐ拠点となれば、どれほどの子どもたちや親たちが元気になれ、地域の方々が力を出せることでしょう。子どもの居場所の持つ可能性は計り知れません。こんな時代だからこそ大人が本気になって、子どもたちの居場所を築き、守っていく必要があると思っています。子どもたちの環境は必ず変えられます。

ハーモニィカレッジは微力ながら、青少年の健全育成、社会教育と社会福祉の推進、子育て支援、循環型社会の形成、地域の活性化により一層役立っていくことを目指します。

最後に、どの子にも訪れるであろう成長の試練が喜びに満ちていることを願って…雲からも風からも、空からも山からも、透明な力が、子どもにうつりますように!

特定非営利活動法人ハーモニィカレッジ

理事長  大堀貴士