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執筆者の写真harmonycollege

ポニーエクスプレスonline No.34

こんにちは、ぱっかスタッフののんちゃんです!

実りの秋、ぱっかの子どもたちは柿やさつまいもといった季節の恵みをたくさん食べています。そして空山の秋といえば、やっぱりグミ。ポニー牧場へ通う子どもたちは一度は食べたことがあるでしょう。実が赤く色づくと、毎日といっていいほどグミの木に登り、小さな実を夢中で食べます。今回はそんな大人気のグミの木でのエピソードです。




グミを採ろう!と誘ってくれたのは、やまぐみのさきちゃん、4歳です。他に来たのは、ゆめぐみさんが2人と少なめの人数でした。

グミは木が柔らかく、よく枝垂れます。まだ木に登れない子たちは自分たちで届く実を採ります。しかし上の方が太陽をいっぱい浴びてぱんぱんと丸く、甘くなっていることを知っているさきちゃん。

「さきちゃんがとってあげるからね」

とグイグイ登っていきました。3人そろって採っては食べ、食べては採り、、、。





さて、ここまではよく見る光景なんです。

この日はすぐそばの馬場で大人向けの乗馬レッスンが行われていて、みんなでグミを食べつつ馬が走るのを見ていました。







「駈歩!駈歩!」

大きな声で合図をしますが、なかなか馬が走りません。うまくいかないことが何回か続き、スタッフに交代しました。すると馬が変わったように駆け出し、柵の外でも圧倒される勢いに。

「馬、よくはしるなぁ」

2歳のはるたくんが、さきちゃんがくれたグミを食べながら言います。

ぶるると鼻をならし、スイッチが入ったところで交代。もう一度チャレンジです。

木の上からは、さきちゃんがグミを食べつつ馬を見ていました。

「駈歩!はいっ!」

ちょうどグミの木の前で駈歩が出ました。やったー!とそのまま駆けていく人馬。

「やっと走ったね、よかったね」

さきちゃんがにこにこして言いました。

馬が大好きで、手入れや乗馬もたくさん経験してきたからこそ、あの嬉しさが分かるんだよね。優しさいっぱいの時間をありがとう、さきちゃん。


ぼくじょうようちえんぱっかスタッフ 金野夢彩

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