ハーモニィカレッジでは、遊びを通じて子どもの五感を育む「プレーパーク」事業を実施しています。今日は、プレーパーク事業のスタッフ岩井久美(ニックネーム:ペーター)が、活動の中で感じたことをお届けします。
~長い棒があれば、振り回したくなるし、高いところがあれば、登りたくなる~
子どもたちってほんと面白いなぁと思います。本能のままに生きている姿がかっこよくもあり、面白い。
でも、同じ事柄でも状況によって、捉え方が変わることってあると思うのです。大人目線で、「危ない、ちょっと待って」と言いたくなる時って、どんな状況でしょうか?もしかしたら、周囲に人がいる場所で長い棒を振り回している状況かもしれないし、1人で高いところに登っている時かもしれません。
けれども、同じ状況でも、広い場所で、周囲の人も一緒に楽しんでいるのなら、気のすむまで遊んじゃえ~、と見守れるのではないでしょうか。高いところに登っていても、その子自身が、自分の力量と相談して、自分で考えながら、試しているのであれば、それはもう成長のチャンス!その挑戦を応援したいなと思います。
~子どもも大人も心が満たされる時間~
自由な子どもたちが悪いのでも、子どもたちの行動をストップさせてしまう大人が悪いのでもなく、子どもたちのありのままの気持ちが表現できる場、一緒に寄り添ってくれる存在があるかどうかが大切だと思うのです。その「環境」さえあれば、自分で考えやってみる機会が生まれ、子どもも大人も心が満たされるのではないでしょうか。
~自分の責任で自由に遊ぶ「プレーパーク」~
そんな場づくりを目指して、今年度からハーモニィカレッジでスタートしたのが「プレーパーク」です。もともとは、1943年にデンマークで、「こぎれいな遊び場よりもガラクタの転がる空き地や資材置き場で、子どもたちが大喜びで遊んでいる」という長年の観察に基づき、作られました。日本では、初めての常設冒険遊び場として、1979年に世田谷区に行政と市民による協働運営で「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーにつくられた「羽根木プレーパーク」が始まりだそうです。
~参加者の保護者からの声~
家庭ではできることが限られてしまうけれど、プレーパークでは思う存分子どものやりたいことができる場になっているようです。そして、家族以外の信頼関係を持てる大人(学生ボランティア、スタッフ)ができ、とてもありがたいです。(小学2年生保護者)
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