今回のポニーエクスプレスonlineは、この4月からスタッフに仲間入りしたゼブラこと中村千仁さんをご紹介します!
いきなりですがQuestion!!『文化』の反対の言葉は何でしょう・・・?
答えはCMの後に!笑
こんにちは!2018~2021年の4年間カウンセラー活動を行い、この春より職員としてハーモニィカレッジで働いております!ゼブラこと中村千仁です!
実はポニーエクスプレスonlineに文章を載せていただくのは2回目なのです!ぜひ前回の文章No.35も読んでくださいね~!
そんな僕ですが、最近とっても素敵な言葉に出会いました!今回はそのお話をさせてください!
『知ることは、感じることの半分も重要ではない』
生物学者として知られるレイチェル・カーソン氏の著書「センス・オブ・ワンダー」に書かれた言葉です。
彼女によれば、センス・オブ・ワンダー(神秘さや不思議さに目を見張る感性)は、人間だれしもが生まれもって持つものだそうです。誰もが自然に対しエネルギーを感じ、その美しさ、複雑さから人間サイズの尺度では測り切れない壮大な喜びを感じ取ります。
しかし、高度な文明やありふれた人工物、様々なことに予測のつく中で暮らしている私たちは、大人になる前にその澄み切った洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直感力を鈍らせていき、ある時はそのすべてを失ってしまいます。
前理事長であり、ハーモニィカレッジ創設者である石井博史は、『根拠のない自信』という言葉を強く重要視していたように感じます。彼の残した文献を読むと様々なところで『根拠のない自信』が語られているのです。
根拠のある自信とは、経験から得られる知見や、どこかで学んだロジック、過去の成功体験からくるものだと思います。対して、『根拠のない自信』は、仲間たちと自然の中での体験を通してのみ得られることができる『なんか俺ならできるような気がする!』というものなのではと感じます。
レイチェル・カーソンは『知ることは、感じることの半分も重要ではない』という言葉を残しました。ここに自然の中で五感または六感までも使い、理論を度外視してホンモノを体験し、子どもたち自身が肌で自然を感じることの重要性を再認識させられます。
理論で語ると子どもたちは退屈そうな表情を見せますが、感性で語るとキラキラした目をしてくれます。この夏も自然に魅了された子どもたちの目を見るのが楽しみです!
いきなりですがAnswer!!『文化』の反対の言葉は何でしょう・・・?
その答えは『文明』です。
文明に包まれた生活を送っている私たちにとって、文化はとても尊いものなのだと思います。実際、文化の日は国民の祝日として設けられていますが、文明の日って無いですよね!これは、文化の重要性を国として体現していることと同時に、文明の日がありふれていることを表しているのでは?と感じるのです。数字でいうと365日中、文化の日は1日だけ。その他の364日は文明の日ってことですね!
僕は『自然体験=文化体験』なのではないだろうかと最近感じています。自然という力の源泉の中で全身を使って全力で遊ぶのと同じくらい、自然という文化の中でそっと想いを寄せてぼーっとする時間も大事にしてあげたいですね。
ということで!今年よりハーモニィカレッジの職員として働かせていただいています!ゼブラでした!最後にはなりますが、レイチェル・カーソンがセンス・オブ・ワンダーを取り戻すために、大人が今からでもできることを本書の中で紹介していたので引用させていただきます。僕は影響されて虫眼鏡を買っちゃいました。笑
【レイチェル・カーソンに学ぶ、大人がセンス・オブ・ワンダーを取り戻す方法】
①自然を探索する(すべてに対する自身の感受性に磨きをかけること)
②上等な虫眼鏡を買う(思いがけない美しさや複雑さに出会えます)
③嗅覚を意識的に使う(嗅覚は記憶を呼び覚ます力があるため直感を呼び起こせる)
中村千仁(ゼブラ)
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