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No.117 ポニーに乗らなくても良い!それが、ポニーキャンプ!



この夏は、5本のポニーキャンプ、3本のシーサイドキャンプ、1本の中高生キャンプを実施しました。合計177人の小中高生が夏のポニー牧場、鳥取の川や海といった自然を満喫し、素敵な表情で帰って行きました。  表題の「ポニーに乗らなくても良い!」という言葉に、「どういうこと?」と不思議に思われたかと思います。  「ポニーに乗らなくても良い」は私たちが大切にしている重要な考え方の一つです。 今回は、そのことについて皆さんと共有させていただければと思います。


●キャンプあるある「ポニーに乗らない子どもたち」

ポニーキャンプでは、1キャンプに最低1人はポニーに乗らない子がいます。シーサイドキャンプでも、「午前中は海に入らない」と決め、宿舎で読書や工作、ボーっと海を眺める子がいます。私たちはそれを尊重しています。


それは“誰かに決められた事をする”ことよりも、“自分で考え、自分で決めた事をする”ことを大切にしたいからです。


私たちはポニーキャンプやシーサイドキャンプを通して、子どもたちに“自信と誇り”を身に付けて欲しいと願っています。そして、大人になった時、周囲の環境に左右されることなく、確固たる自分を認識し、自らと周囲の人を幸せにできる人になって欲しいと願っています。


そのために、学童期から思春期に、自分の“好き”や“得意”の種を見つけ、それらに夢中になる経験をして欲しい。そして、それらを共有できる仲間と出会って語り合って欲しいと願っています。



●「ポニーに乗らない事」の裏側  「ポニーに乗らない事」、「海に入らない事」の裏側には、それ以上に「今、大切にしたい何か」があります。  この夏も「乗るより、馬に草を集めてあげたい」、「大好きなカウンセラーと鬼ごっこがしたい」、「今は、のんびりしたい気持ち」等、様々な理由がありました。

 キャンプという色々な情報が溢れている状況下で、自分自身の体調や感情、興味関心をしっかりと認識し、それらをもとに自ら選択する、実現できるように自ら行動する。この工程には、大人になっても役に立つ力が詰まっています。  乗らない事、海に入らない事が重要なのではありません。もちろん、馬と関わる事、海に入る事でしか得られない経験があります。でも、何をするにもその前の段階の、「心からやりたいと思ったことをやる」、「それをやれた自分に自信が持てる」ことが大切です。 私たちのキャンプは、これを大切にしています。

ポニーキャンプは馬に乗れるようになるためのキャンプではなく、様々な体験を通して、自分自身を認識し、好きになるためのキャンプです。


●おわりに

保護者のみなさま、この夏もキャンプに子どもたちを送りだしていただき、誠にありがとうございます。キャンプインした瞬間から、子どもたちの中には「やりたい」や「ワクワク」が詰まっていました。その様子を見て、日々たっぷり愛情を注いでもらっているのだなぁと実感しました。私たちは微力ではありますが、皆様の子育ての一助になれればと思ってキャンプを行っています。引き続き、ハーモニィカレッジの様々なキャンプへのご参加をお待ちしております。


キャンプ担当 阪本 宜之(タイタン)

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