No.139ぱっか活動レポート
- harmonycollege

- 8月9日
- 読了時間: 2分
更新日:8月14日
『7月馬餌づくりで見えたしなやかなコミュニケーション』
ぱっかでは、毎日11頭の馬餌づくりをしています。2歳児の2人と年中児のTちゃんで飼桶に数種類の餌を入れて馬餌を作っていた時のこと。
スタッフとTちゃん(年中)でほとんどエサを入れ終わり、残すは1種類だけとなりました。そこへ2歳児の2人がやってきました。最後に入れる“塩カル(塩とカルシウム)”はやりたい子の多い作業です。
2歳「〇〇ちゃんも(塩カル)やりたい」
T「やりたいの?いいよ。一緒にやろう。Tがすくうから、〇〇ちゃんここにいれてね。」
うんうんと頷く。
小さい人の要望に真摯に向き合っています。
そこへ、もう1人。
2歳「◎◎もやりたい!」
T「いいよ。じゃあ順番こね。〇〇ちゃん、◎◎ちゃん、て。」
馬によって入れる量が異なる為、2歳さんはまだ難しい作業です。でも、Tちゃんのサポートで正確に量り入れられています。
途中、違うことをしに行く2人にTちゃんは「順番きたよ。どうぞ!」と呼びに行ったり、2人ともがどこかへ行ったら「なんかもうやらなさそう。Tがやっちゃお!」と言ったり。最後は一人でやりきりました。
Tちゃんは馬餌作りという馬の命に関わる仕事をしていました。だから、餌の分量も増えすぎたり減りすぎたりしないよう2人の動きを注意深く見ていました。2人がTちゃんの言う通りにできなくても、怒りません。
そして、その2人と最後まで一緒にやろうとする責任感も見えます。「いいよ。一緒にやろう」と2人のやりたい気持ちを尊重し、誠実でした。
そんな責任感も持ちつつも、どこかへ行ってしまった2歳児さんに「まあいっか!」と流すことのできる心のゆとりがあることにも驚きました。馬との暮らしにTちゃんのようなしなやかなコミュニケーションが生まれるのだなと思います。
そんなぱっかの日常を親子で楽しめる“こうまぐみ(子育て支援事業)”を開催しております。0~5歳児の子を持つ親子(妊婦さんも可!)ならどなたでも参加可能です。興味のある方はこちらまでお問い合わせください。
認定こども園ぱっか 堺 稜子(こりょう)














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