<スタッフ紹介>
4月からスタートしたハーモニィカレッジのオンライン情報誌、ポニーエクスプレスonline。現在はスタッフが自己紹介を兼ねて週替わりで記事を連載中。
今週は、とっても素敵なデザインが描けちゃうぼくじょうようちえんぱっかのスタッフ三宅優子さんです!
こんにちは、この春からぱっかのスタッフにあたらしく仲間入りしたみーなっつです。
新緑のなかで子どもたちや馬たちと過ごしていると、空山は天国なんじゃないかと思うほどの気持ちよさです。
さて、今回ポニーエクスプレスonlineに初めて記事を書かせていただくので、自己紹介もかねて、わたしが「ぱっかで働きたい」と思ったきっかけの話をしたい思います。
わたしは今年の2月に鳥取に引っ越して来ました。それまでは生まれ育った大阪の街で暮らしていて、知的に障がいのあるアーティストを支援する福祉施設で仕事をしていました。
20人ほどが通う小さなアトリエでは、毎日それぞれのやり方で何かが作られていました。1日中作っている人もいれば15分だけやって帰っていく人もいて、賑やかに話しながら作るのが好きな人もいれば1人で黙々と打ち込む人もいて、国内外にファンがいる売れっ子もいれば自分のためだけに制作する人もいました。
そんなアーティストたちが一番必要としているもの、それは「安心して自由に制作できる環境」でした。誰かに管理されたり怒られたりすることなく、自分の好きなことに没頭できる場所と時間。そんなささやかな願いが守られることに、わたしたちスタッフは心を注ぐ日々でした。
いつも穏やかな時間の流れるアトリエでしたが、時には「ここに来るまでに傷ついてしまった人たち」に出会うこともありました。小さな頃から何度も叱られたり衝突したりするなかで、しんどさや痛みを抱えてしまった人たち。大人になってからその痛みを癒し、回復していく道のりは大変なものだと感じていました。
だからこそ、幼少期という人生のはじまりの時間に、心から安心できる居場所があることの大切さを思わずにはいられませんでした。自分の気持ちを大事にして、やりたいことを思い切りしてもいいんだと思える時間があることを、願わずにはいられませんでした。
そんなことを思っていたら、わたしはぱっかに辿り着きました。
ここには毎日子どもたちのいろんな気持ちがあります。泣いたり笑ったりすることも、好きだと思うこともきらいだと思うことも、怒ったり悔しかったり悲しかったりすることも、全部ぜんぶ子どもたちの大切な気持ちだと思います。
空山の深く豊かな自然のなかで、色とりどりの草花や動き回る虫たちやおおきな馬、そしてその周りで働く大人や若者たちと一緒に、小さな子どもたちの世界をそっと支えるひとりでありたいと思っています。
みーなっつ(三宅優子)
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