カウンセラーって○○者?
*カウンセラーとは子どもたちと関わる大学生ボランティアの事
~キャンプ企画会議での出来事~
先日、冬休みキャンプの企画会議でカウンセラー達が次のようなテーマで話し合っていました。
「先生が指導者だとしたら、カウンセラーは◯◯者?」
ある大学生は「協力者」、またある大学生は「伴走者」など、さまざまな意見がでていました。ちなみに私はその時「兄者」と答えました。ちょっとイマイチ(笑)。
その中で、とある女子大学生が「共犯者」と回答。「言い得て妙!」といった感覚でした。
~子どもたちの「共犯者」~
「共犯者」と聞くと少しドキッとしますが、まさにそうあって欲しいものだなぁと思います。
子どもたちは「AKB」が大好きだと、数年前に出た勉強会で聞いた事があります。もちろんアイドルグループの事ではなく、「危ない、汚い、バカバカしい」の頭文字をとっての「AKB」です。子どもたちがこの「AKB」をしている時は本当に楽しそうです。少し高い岩場から海に飛び込む時。水遊びで泥んこになって友達とはしゃぎまわっている時。落とし穴を作ってイタズラの準備をしている時などなど。カウンセラーはそんな「AKB」の共犯者であって欲しいのです。
共犯者として、本気で遊び、リスクがあればきちんと共有して対応する。ある場面ではリーダーシップを発揮し、ある場面ではサポート役に徹する。考えれば考えるほどカウンセラーにピッタリな言葉だなぁと思います。
~ちょっと話は変わって、不登校児童との関わりから気付いた事~
最近、学校に行かない選択をした子どもたちと関わる機会がありました。K君という小学生の低学年の児童との話です。彼はその日ナーフという鉄砲のおもちゃを持って牧場に遊びにきてくれました。私はそれを見た瞬間、「基地を作って撃ち合い遊びをしてみたい!」と閃きました。私はそのことをK君に伝え、早速段ボールで基地を創り始めました。そして、二人でルールを決めて撃ち合い遊びを始めました。とっても楽しい時間でした。その遊びの最中、K君が何度か私に「ホントに楽しい?」と聞いてきました。それは「疑う」というよりかは「確認」のような語調でした。それを聞いた時、「大人が自分の遊びに『付き合っているのか』、『本心から楽しんでいるのか』を子どもはしっかり見ていて、気にしているんだな」と気付かされました。自分で言うのもなんですが、K君との遊びは客観的に見ても、私は本気で楽しんでいる様に見えたと思います。むしろK君に付き合わせている様にも見えたかもしれません。K君は学校に行かないという選択をした分、同級生たちとの関わりより、大人との関わりが多くなっているのかもしれません。だからこそ、他の子どもたちよりも大人の様子に敏感だったのかなぁとも思います。
だからやっぱり、子どもたちにとって共犯者が必要なのだと思いました。
私もカウンセラーと比べるといくらか歳を重ねてきましたが、いつまでも遊び心を忘れず、子どもたちとAKBを楽しめる「共犯者」でありたいと感じた今日この頃でした。
素敵な言葉をくれたカウンセラーのAさんありがとう!
タイタン(阪本宜之)
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